トルクメニスタン
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- トルクメニスタン
- Türkmenistan
-


(国旗) (国章) - 国の標語 : なし
- 国歌 : 独立、中立、トルクメニスタンの国歌

-
公用語 トルクメン語 首都 アシガバート 最大の都市 アシガバート 独立
- 日付ソビエト連邦より
1991年10月27日通貨 マナト(TMM)(£) 時間帯 UTC +2(DST: なし) ccTLD TM 国際電話番号 993 -
- 註1: 憲法により大統領の兼任が決まっている
トルクメニスタンは、中央アジア南西部に位置する共和国。カラクム砂漠が国土の85%を占めており、国民のほとんどは南部の山沿いの都市に住んでいる。豊富な石油や天然ガスを埋蔵する。西側でカスピ海に面し、アフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタンと国境を接する。首都はアシガバート。永世中立国。独裁国家。
目次 |
[編集] 国名
正式名称はトルクメン語で、Türkmenistan。公式の英語表記は、Turkmenistan。日本語の表記は、トルクメニスタン。
「トルクメン人の土地」を意味する。
[編集] 歴史
- 人類最古の農耕集落遺跡のひとつアナウ遺跡(アシガバード郊外)。
- 紀元前2(3?)世紀頃のパルティア王国(漢名「安息国」)の発祥地ニサ遺跡。またこの時代現在のアシガバードの位置に小さな集落があった。
- サーサーン朝ペルシア。
- 6世紀、遊牧のトルコ系民族。
- 7世紀~ウマイヤ朝・アッバース朝
- 9世紀 サーマーン朝。
- セルジューク朝、ガズナ朝、ホラズム王国。
- 13世紀 モンゴル帝国侵攻。イル・ハン国。ティムール朝。
- 16世紀~ ヒヴァ・ハン国、ブハラ・ハン国、サファヴィー朝など絶えず侵略される。
- 1869年 帝政ロシア軍、カスピ海東岸に上陸。
- 1881年 帝政ロシア軍がアシガバートを占領し基地を築く。(ニコライ1世時代)
- 1882年 帝政ロシアにより、カフカス総督管区内のザ・カスピ州とされる。
- 1880年~ ザ・カスピ鉄道開通。ロシア向け綿花栽培の拡大。
- 1910年頃~ ロシア綿工業の原綿の供給地の役割を果たす。(今も繊維工業や綿花栽培は主要な産業となっている)
- 1916年~1918年 反ロシア大暴動(バスマチ運動)。
- 1924年 トルクメン・ソビエト社会主義共和国としてソ連構成国の1つとなる。農業集団化に反発した遊牧民の抵抗が36年頃まで続いた。
- 1990年8月22日に主権宣言を行い、10月27日には直接選挙による大統領選で単独候補のサパルムラト・ニヤゾフ最高会議議長が98.8%の得票率で当選した。
- 1991年10月26日の国民投票でソ連からの独立に94.1%が賛成し、翌10月27日独立。
- 1992年5月18日 最高会議が大統領権限を強めた新憲法を採択。
- 1992年5月 ロシア・CIS諸国との集団安全保障条約の署名を拒否。
- 1992年6月 大統領選でニヤゾフ大統領が99.5%の支持で再選。
- 1995年12月 国連総会において「永世中立国」として承認される(ロシアの影響力を排除する目的と言われる)。ニヤゾフ大統領は個人崇拝による独裁体制をしき、2002年8月には終身大統領とされた。国内ではニヤゾフ大統領は「テュルクメンバシュ(トルクメン人の長)」を姓としている。
- 2002年11月25日 アシガバートで大統領の車列が銃撃を受ける。警護員1人が重傷。
- 2006年12月21日 ニヤゾフ大統領が未明に死亡。
- 2006年12月21日 大統領の死去直後、大統領代行オヴェズゲリドゥイ・アタエフが刑事訴追を理由に解任される。
- 2007年2月14日 大統領選の結果、89.23%の得票率を獲得したベルディムハメドフ大統領代行が、正式に第2代大統領に就任。
[編集] 政治
[編集] 行政
国家元首である大統領は憲法規定によれば任期は5年で、国民の直接選挙により選出される。だが1990年以来2006年末までニヤゾフが終身制の元で大統領職に就き、首相も兼任していた。ニヤゾフは、2008年から2010年頃に大統領選挙が行われると表明していたが、彼が死亡した為、死去後に大統領選挙が行われた。選挙の結果、得票率89.23%(2007年2月14日朝日新聞)で他の候補を圧倒したグルバングル・ベルディムハメドフ大統領代行が、第2代大統領に就任した。2008年に憲法を改正した。
[編集] 議会
マジュリスと呼ばれる定数125議席の議会があるが、議員全員は大統領の承認を得る必要がある。議員は比例代表に基づき国民の直接選挙で選出され、任期は5年である。
国権の最高機関として国民評議会(ハルク・マスラハトイ)が存在していたが、2008年の憲法改正により廃止され、権限は議会に移った。この際、それまで50議席だった議会定数は125議席に拡大された。国民評議会は、大統領による主宰の下、マジュリス代議員、閣僚、地方、司法権等の代表が入り、大統領不信任案を提出し、弾劾に関する国民投票を行う権限を有していた。
[編集] 政党
旧トルクメン共産党の後身トルクメニスタン民主党(Türkmenistanyň Demokratik Partiýasy, TDP)による事実上の一党独裁制で、ニヤゾフ初代大統領が同党の議長を務めていた。
憲法では複数政党制が認められているものの、TDP以外の合法政党は農民正義党の1つしかない。この農民正義党はTDPの地方幹部により構成される衛星政党であるため、実質には複数政党制は機能していない。2004年12月19日の議会(マジュリス)選では、全50議席をTDPが独占した。
[編集] 独裁
ニヤゾフ大統領時代は完全な独裁体制が確立しており、欧米からは「中央アジアの北朝鮮」といわれていた。 黄金のニヤゾフ大統領像は高さ14メートルで、太陽を追って回転する。言論の自由はなく、インターネットの一般利用も認められていなかった(2005年3月5日朝日新聞)。これに対し、ベルディムハメドフ現大統領は、インターネット利用の開放などを行う事を約束している。さらに国民の多くはパラボラアンテナにより海外の衛星放送を受信している。
- 独裁政治の詳細についてはサパルムラト・ニヤゾフの項目を参照。
[編集] 地方行政区分
詳細はトルクメニスタンの行政区画を参照
5州(ウェラヤトゥ)とアシガバート市で構成される。
- アハル州 (Ahal) - 州都アシガバート
- バルカン州 (Balkan) - 州都バルカナバト(ネビト・ダグ)
- ダショグズ州 (Daşoguz) 州都ダショグズ
- レバプ州 (Lebap) - 州都テュルクメナバト
- マル州 (Mary) - 州都マル
- 順番は地図の番号と対応させている。
地方自治制度は、ゲンゲシュ(小会議)と地方公共自治機関が構成する。ゲンゲシュは、小都市、町村の代表機関である。ゲンゲシュ議員は、5年の任期で選出される。
[編集] 地理
[編集] 地形
国境線の長さは3,736km。カラクム砂漠が面積の多くを占める。ウズベキスタンとの国境付近にアムダリヤ川が流れており、そこからカラクム運河が分かれていて、灌漑農業などに利用されている。
[編集] 気候
亜熱帯性砂漠気候。夏は40~50度、冬は0度ほどにもなる。日中と夜間の寒暖の差が激しい。昼と夜で20度を超える温度差になることもある。雨はほとんど降らない。(春に少し降る)
[編集] 経済
主な産業は、天然ガス、石油、綿花栽培、繊維工業。特に天然ガスは狭い国土にもかかわらず世界第4位の埋蔵量の資源国である。これらの資源の輸出により潤沢な資金流入があるため、独裁国家には珍しく国民は非常に裕福であるが、かなりの額が大統領周辺に消えているのではという指摘がある。見かけ上失業率は高い(30%前後)が、経済が豊かなことと、現状ではとても治安はよい[要出典]。経済成長率は潤沢な資源のおかげで高成長を見せている。さらに、独裁者の政策方針により、日用品の物価が低く抑えられているほか、教育・医療費などが無料[要出典]。
[編集] 鉱業
トルクメニスタンは他の中央アジア諸国と比較した場合、鉱物資源に乏しいと言える。例えば、金属鉱物資源は採掘されていない。
ただし、有機鉱物資源、特に天然ガスに恵まれている。2002年時点の天然ガス産出量は1944千兆ジュールであり、これは世界シェアの2%に達する。輸出額に占める天然ガスの割合は2000年時点で49.7%。原油(802万トン)にも恵まれている。輸出額に占める石油製品と原油の割合は合計30.2%である。したがって、輸出に占める鉱業(一部、化学工業が含まれる)セクターの割合は8割に達する。なお、石炭はほとんど採掘されていない。
[編集] 観光
メルヴやニサといったシルクロードの遺跡が有名だが、全体として観光業はあまり発展していない。観光ビザの取得手続きは煩雑である。政策により物価はとても安く滞在しやすい。
[編集] 国民
[編集] 民族構成
トルクメン人が人口の大半を占めるが、ロシア人やウズベク人も多い。現在はロシア人は減少傾向にある。
トルクメン人 (85%)、ウズベク人 (5%)、ロシア人 (4%)、その他 (6%) (2003年)
[編集] 言語
トルクメン語が公用語だが、ロシア語が広く通用する。トルクメン人でも長く都市部に住んでいる者やエリートなどの中にはロシア語を母語とし、トルクメン語が満足に話せない者もいる(ニヤゾフ元大統領自身もそのうちの一人であった)。
[編集] 宗教
[編集] 健康
平均寿命は60歳程度。
[編集] 著名人
マフトゥムグルはトルクメニスタンの国民的詩人と言われる。首都アシガバートのメインストリートは「マフトゥムグル通り」と名づけられている。
[編集] 文化
アハル・テケというトルクメニスタン名産の馬はトルクメニスタンの誇りとされ、かのアレクサンダー大王もお気に入りだったという。この他、絨毯も名産品の一つ。
[編集] 祝祭日
| 日付 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1月1日 | 新年 | ||
| 1月12日 | 記憶の日 | ||
| 2月19日 | トルクメニスタン国旗の日 | ||
| 3月20日 | トルクメニスタン女性の日 | ||
| 3月21日、22日 | 春分の日 | ||
| 4月第1日曜日 | 「水の滴、金の粒」の日 | ||
| 4月最終日曜日 | トルクメニスタン競走馬の日 | ||
| 5月8日 | 1941-1945年大祖国戦争戦死者追悼日 | ||
| 5月9日 | 勝利の日 | ||
| 5月18日 | 再生、統一、マフトゥムグルの詩の日 | ||
| 5月最終日曜日 | トルクメン絨毯の日 | ||
| 7月第3日曜日 | ガッラー・バイラマの日 | ||
| 8月第2日曜日 | メロンの日 | これはニヤゾフ元大統領がメロン好きだから定められた。 | |
| 9月第2土曜日 | 石油・ガス、エネルギー、地質産業職員の日 | ||
| 9月第2日曜日 | トルクメン・バフシーの日 | バフシーとは、弾き語りをする音楽師 | |
| 10月6日 | 追悼、全国民服喪の日 | ||
| 10月27日、28日 | トルクメニスタン独立記念日 | ||
| 11月第1土曜日 | 健康の日 | ||
| 11月17日 | 学生の日 | ||
| 11月最終日曜日 | 収穫の日 | ||
| 12月第1日曜日 | 善隣の日 | ||
| 12月12日 | 中立の日 | ||
| 12月21日 | 初代トルクメニスタン大統領、偉大なるサパルムラト・テュルクメンバシュ記念日 | 2007年3月2日制定 | |
| 政府が決定 | クルバン・バイラムの日 | ||
| 政府が決定 | オラザ・バイラムの日 |
[編集] 月名と曜日名
2002年、ニヤゾフ元大統領の独断により、月の名称と曜日の名称が独自のものに変えられた。国民には不評で、2008年4月現在、元に戻す法案が準備されている。
| 月 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1月 | テュルクメンバシュ | Türkmenbaşy | ニヤゾフの言葉によれば、彼自身を賛美するためではなく、トルクメン人にとっての最初の月だからだという。 |
| 2月 | バイダク | Baýdak | 「旗」、2月に国旗を制定したため |
| 3月 | ノヴルーズ | Nowruz | イラン暦新年 |
| 4月 | グルバンソルタン | Gurbansoltan | ニヤゾフの母親の名前。これは議員からの「提案」 |
| 5月 | マフトゥムグル | Magtymguly | トルクメニスタンの国民的詩人 |
| 6月 | オグズ | Oguz | 歴史上の人物。トゥルクマーンによる国家をはじめて築いたとされるオグズ・ハーン |
| 7月 | ゴルクート | Gorkut | 歴史上の人物。トルクメンの叙事詩の英雄 |
| 8月 | アルプ・アルスラーン | Alp Arslan | 歴史上の人物。セルジューク朝を拡大させたスルタン |
| 9月 | ルーフナーマ | Ruhnama | ニヤザフが9月にルーフナーマを書き終えたから |
| 10月 | ガラシュスィズルィク | Garaşsyzlyk | 「独立」、トルクメンが1991年に独立した月 |
| 11月 | サンジャール | Sanjar | 歴史上の人物。大セルジューク朝最後のスルタン・サンジャール |
| 12月 | ビタラプルイク | Bitaraplyk | 「中立」、永世中立国となった月 |
| 曜日 | 日本語表記 | 現地語表記 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 月曜日 | バシュギュン | Başgün | 主要な日 |
| 火曜日 | ヤシュギュン | Ýaşgün | 若き日 |
| 水曜日 | ホシュギュン | Hoşgün | 善の日 |
| 木曜日 | ソガプギュン | Sogapgün | 敬虔の日。死者に祈りを捧げる日 |
| 金曜日 | アンナギュン | Annagün | 全国民がルーフナーマを読む日 |
| 土曜日 | ルフギュン | Ruhgün | 精神の日。読書や観劇で精神を高める日 |
| 日曜日 | ドゥインチギュン | Dynçgün | 休息の日 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 政府
- トルクメニスタン政府 (トルクメン語)
- 日本政府
- 日本外務省 - トルクメニスタン (日本語)
- 観光
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