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スズムシ

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?スズムシ

左:オス、右:メス
分類
動物界 Animalia
節足動物門 Arthropoda
昆虫綱 Insecta
バッタ目 Orthoptera
亜目 キリギリス亜目 Ensifera
コオロギ科 Gryllidae
Homoeogryllus
スズムシ H. japonicus
学名
Homoeogryllus japonicus
和名
スズムシ(鈴虫)

スズムシ(鈴虫、Homoeogryllus japonicus)は、バッタ目コオロギ科昆虫。古くは「マツムシ」とも言った。

目次

[編集] 形態

体長は17〜25ミリ。日本産コオロギ科昆虫としてはかなり大型の部類に入る。夜行性のため触角が非常に長い。触角は白い部分が多く、一部が黒い。部は小さく、は幅広く、瓜の種のような形をしている、羽は二枚と思われがちだが羽化直後の成虫個体は4枚ありその後に後脚で後翅を自ら脱落させる。

雄の羽は幅が広く、脈が発達している。太い脈の一部はヤスリのようになっており、羽を垂直に立てて左右に細かく震わせ、ヤスリを擦り合わせて美しく鳴く。雌は腹部尾端に長い針状の産卵管を持つ。

[編集] 生態

成虫に出現し、ススキなどの多い暗い茂みの地表に生息する。自然の豊かな農村などでは、田畑の脇の草むらで大きな石やコンクリート片などをひっくり返すと、多数の個体が潜んでいる姿に出会うこともある。

基本的に夜行性であり、昼間は地表の物陰に隠れ、夜に下草の間で鳴き声を上げるが、曇りの日などは昼夜を問わず良く鳴く。雌は産卵管を土中に挿し込み産卵する。

成虫の羽化は7月下旬頃より始まり、9月いっぱいまで鳴き声が聴かれる。10月初旬にはほぼ全ての野生個体が死亡するが、飼育下ではしばしばさらに遅くまで生存する。

食性は雑食性で、野生化では草本の葉や小昆虫の死骸等を食べている。

[編集] 飼育

古くから鳴き声を楽しむ対象とされ、平安時代から貴族の間ではに入れ楽しまれていたが、江戸時代より庶民の間でも人工飼育が始まったらしい。現在では簡単に養殖物が手に入るが、野生のものも全国に分布している。養殖物から逃げたものも多数考えられ遺伝子汚染が進んでいる可能性は否定できない、但し羽化してまもない新成虫個体は後翅も存在しメス個体の場合も腹部の卵巣が未成熟な為産卵時期に比べ体重が軽く晩夏から初秋にかけて水銀灯や時には家屋の明かりに向かい飛翔していることが確認できる。このことから近親交配を避け各地の生息域に分散していることも推測できる。

飼育は非常に容易で、キュウリやナスを主な餌とし鰹節など動物質の餌を与えると、共食いも防げる。ジャンプ力はあるが、ガラスやプラスティックは上らないため、ある程度の高さがあればプラケースやガラス水槽などで飼育できる。赤玉土などを敷いて湿度を保っておくと雌雄がいれば容易に産卵する。翌年まで湿度を保っていると5月下旬から6月上旬ぐらいに数週間かけてそれぞれの個体が孵化する、地域の気温、飼育場所の温度差により差異もあり。何回か脱皮をすると早い個体では7月下旬ごろ成虫になる。コオロギ類はのイメージがあるが、本種は比較的暑い時期から鳴き始める、但し最近ホームセンター等で晩春から初夏にかけて売られている成虫個体は温度管理により羽化を早められたものである。

上記の通りキュウリやナスはもちろんカボチャサツマイモに至るまで食べる。自然界においてはススキクズの群生地で野生個体を多く見かける為そのことから食草は比較的幅広いと推測出来る。飼育個体においてはニガウリゴーヤ)は厳禁で、与えられた飼育ケース内の個体が全滅してしまうという話があるが、ゴーヤと死亡の因果関係は現在推測的に語られているのみで不明である。

[編集] 鳴き声

鳴き声が細かくを振るようだというので鈴虫と言うが、かつてはこれををわたる風と聞いたらしい。逆にマツムシのチンチロリンを鈴の音と聞いていたようである。

また、周波数が高すぎて、電話では鳴き声を伝えられない。

文部省唱歌の「蟲のこゑ」では、「あれマツムシが鳴いているチンチロ チンチロ チンチロリン」に対して「あれスズムシも鳴きだした リンリン リンリン リーンリン」とある。

[編集] スズムシを「自治体の虫」とする日本の地方公共団体

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ


[編集] 外部リンク


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